モアレ講座3:モアレ等高線の発生テスト。三回目

モアレ等高線(以降の表記・モアレ線)の発生テスト。

モアレ撮影するからには、モアレの性能を知らなければならない。 そうでなければ、治療前後の背部の映像に客観性と普遍性があるのか、という大問題になりかねない。

この場合の客観性とは、誰がどのモアレで撮影しても、モアレ線の質に共通性があることを意味する。 そして普遍性とは、誰が撮影しても一定していることを意味する。

それではじめて、単一であれ全体であれ、映像を解析し比較することができるようになる。

イ)テスト全体(図1)。

  1. モアレ線の発生テストは図1に示す方法で行ったが、テスト図は左右の0~30cm指標図、左から二番目の黄色の図、三番目の緑図である。
  2. モアレ面裏側に0~30cmを記入した垂直線の距離を示す図、同じく0~30cmを記入したテスト図をモアレ面に傾斜するように置いた(図1、2)。
  3. レンズ光軸の高さ125cm.モアレとの距離200cmに設置し、ライトは垂直線の距離図とテスト図において5mm隆起(前後)差で1線発生するように視認し、高さ185cm.モアレとの距離200cmに設置した(図1)。
  4. 同じくレンズ光軸の高さ125cm.モアレとの距離170cmにおいて視認し、5mm隆起差で1線発生するように、ライトを距離170cm、高さ175cmに設置した。

ロ)垂直線の距離図とテスト図の関係(図2)。

  1. 垂直線の距離図とテスト図の10cmを、高さ125cmに合せて設置した。
  2. 図1.2と表1で示したように、垂直線の距離図は垂直に、テスト図はモアレ面に対して斜めに設置した。
  3. モアレ面とテスト図の0~30cmの距離は、表1に示したような値を示した。

0cm=170mm
10cm=156mm
20cm=142mm
30cm=128mm

隆起差 42mm

ハ)ライト軸とカメラ光軸の関係(表2)。

モアレとの距離200cmと170cm、高さ185cmと175cmに設置したライト軸と、125cmの高さにおけるレンズ軸の入射角は、表2に示した値となった。

170cm 16度
200cm 約17度

モアレ線の発生数。

モアレ線はモアレ面に近い位置から発生し、もっとも濃い線状を示す。

テスト図でいうと、30cmがもっともモアレ面に近く、0cmは一番遠いところに位置するため、発生線数の計測は30cmから始めることになる。 そして左端の0~30cm上に発生しているモアレ線を読み取った。

レンズ軸の高さ125cmにおけるモアレ面とライト軸の距離200・高さ185cm、距離170cm・高さ175cmのテスト図上のモアレ線の発生数は、データー1・2のようになった。

1.データー1(ライト軸、距離200・高さ185cm)。

  1. データー1におけるモアレ線は、30~20cm間に2線、20cm指標上に1線(計3線)、20~10cm間に2線、10~0cm間に3線、計8線発生している。
    距離(cm) 線数
    0~10cm
    10~20cm
    20~30cm
  2. テスト図のアモレ面との距離は128~170mm=42mmの前後差がある。42÷8=5mm
    よってモアレ線は前後5mm差で1線発生していることになる。

2.データー2(ライト軸、距離170・高さ175cm)。

  1. データー2におけるモアレ線は、30~20cm間に3線、20~10cm間に2線、10~0cm間に3線、0cm指標上に1線(計4線)、計9線発生している。
    距離(cm) 線数
    0~10cm
    10~20cm
    20~30cm
  2. テスト図のアモレ面との距離は128~170mm=42mmの前後差がある。42÷9=4.67mm
    よってモアレ線は前後約5mm差で1線発生していることになる。

Comments are closed.

Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project. TOTAL TODAY