操体法

操体法の治療方法、技術について

簡単な体の動かし方で頭痛、肩こり,背部痛、腰痛などを緩和し、解消することができる方法があります。 それは「痛い、苦しい、動かしにくい」といった無理な動き方をしないで、快適な動きをするというものです。 カイロプラクティック、指圧、マッサージなどとは、まったく違った治療技術です。

痛くない動き方であれば安全で、安心して行うことができます。 その方法に「意識・呼吸」を加えて、さらに効果的にしたものが操体法の治療技術です。

それは静かでゆっくりとした、力を入れない動き方だから、妊婦と子供からお年寄りまでの誰にでも用いることができます。

誰でも、最初は、こんなことで、自分の痛みや苦しみが解消されるものかと疑われます。 しかし、身体の歪みが、正常な状態に戻り、その場で不快感から解放されていくのです。

操体法の三つの原則

  1. 気持ちのいいこと、心地よい事は身体にいい。
  2. 自己責任行為・食(食事)息(呼吸)動(動作)想(精神活動・心)の調和と相互関連が身体を健康に保つ。それに環境が影響する。
  3. 良くなる順序と悪くなる順序がある。

感覚・気分が悪い → 機能・働きが悪い → 形が壊れる(病気)
気分が良い    → 働きが良くなる  → 形が整う(治癒)

操体法の成立

操体法の橋本敬三先生は次のように述べています。
「人は基本的に、生まれたときには体のひずみはなく、体の設計にはミスはないのだから、このようなもとの状態に戻すと、それも無理なく戻すことによって、状態は改善できる。それが操体法である。」

操体法は、橋本敬三先生が、医師としていろいろな病気を持っている患者を、よりよく回復させようとして悩んだことから生まれました。

もし、先生がそれまでの治療法に満足して、どのような病気にも十分対応できるものと考えていたとしたら、操体法は生まれなかったでしょう。 患者の期待に応えようと、漢方、鍼灸、民間療法に目をむけ、やがて、高橋迪氏の生み出した、自力骨格矯正法、正体術に出会いました。 そこで、これまで取り組んできた考察から、全身的な操作法へと発展させ、操体法の基礎をまとめあげたのです。

橋本敬三先生の略歴
明治30年、福島に生まれる。大正10年、新潟医専卒。函館の私立病院の医師となる。 函館市学校衛生、社団法人病院を経て、第一次世界大戦応召後、昭和16年、仙台市にて温古堂診療所を開業。 昭和19年再び応召、ソ連に抑留され、23年に帰還。再び開業。 昭和50年頃から温古堂の「操体法」の先生としてマスコミに取り上げられ、一時は朝7時頃から、患者が列をなして押しかけるようになった。 平成5年1月22日、老衰のため他界。享年97歳

著書
「針灸による即効療法」医歯薬出版/「万病を治せる妙療法」農山漁村文化協会/「誰にもわかる操体法の医学」農山漁村文化協会/「生体の歪みを正す」創元社などがある。

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